使用後に上昇するポスターの二次的価値

ポスターといえば掲載されている商品や情報を一目で魅力的に見せ、ユーザーに対しての訴求を行うための媒体ですが、そのポスターには第二の価値が存在しています。商品の訴求としての価値を終えたポスターの二次的価値とは何でしょうか。

それはポスターが商品となることです。昭和時代に使われた各ビール会社の広告などを居酒屋などで目にすることはありませんでしょうか。もしくは雑貨屋などで古いポスターなどを目にすることもございませんでしょうか。

ポスターはその存在性から時には芸術品としても注目され、中には高値でやりとりが行われるような一枚もあるくらいなのです。センスの有るポスターは、そこに映る被写体のイメージや注目性からも同じようなことが言えます。

商品を紹介するポスターにも様々な魅力があります。後世に残るような気がするデザインのポスターを街中で見かけたら、ぜひそれを覚えていてください。もしかすると、それが何十年後かにかなりの価値を持っているかもしれません。

一般的には宣伝に使われているポスターですが、なかには商品の世にでている時間よりも長く、そしてときには価値があがっていく性質のものもあります。
代表的な例は、映画の宣伝に使われるポスターです。人気俳優や話題作、有名監督や名声はそれほど得ていませんがカルト的人気を誇るものなど、ジャンルや年代、その他いろいろな要因が重なり価値が上がっていくものも珍しくありません。
そして世界中で親しまれている映画というジャンルならではの世界各国の時代背景やムーブメントなどでも、様々なファンの数だけ需要があります。
ですが一本の映画の宣伝のために刷ったポスターが後に付加価値がつくなどとは映画会社もわかりませんから、小規模にしろ大規模にしろ枚数に限りがあります。ですので多額の予算をかけて制作された大作映画のようなものではなく、はじめはヒットするとは見込まれていなかった小規模な制作費の映画が口コミなどで人気に火がついていったケースでは数が少ないわけです。
映画同様なにが当たるかわからないものです。

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