ポスターを制作する際の角版とグリッドデザインの技法について

ポスターを上手に描く方法にいくつかのルールがありますが、ここでは「角版」という技法を扱います。

1枚のポスターの中に、図版、文章、余白が存在する場合に、これらを配置する方法の一つに「角版」というものがあります。すなわち、これらの要素を全て縦横の直線上に並べるという技法なのです。こうすることで、整然と落ち着いた印象を見た側に与えることができるのです。たとえば事実を伝える新聞報道などでこうしたレイアウトは利用されています。

ところで、複数の写真を同じライン上に揃えて配置する場合、グリッドデザインといいます。この技法の特徴としては、画面を直線で区切るため、すっきりと見え、安定感のある雰囲気になります。角の位置をラインで揃えると美しく整うという利点があります。基本としては、同じ大きさの写真を配置するのがよいのですが、応用として、タイプの異なる角版写真を散りばめた構成というのも効果的です。水平垂直を守りながらも重なりに動きを持たせて、軽快なリズムを感じさせることができるのです。

これも、この技法単独で生きるのではなく、他のいくつかの技法と組み合わせることで相乗効果を生み出し、より効果的なポスターに仕上がっていくのです。皆さんも一度試しに作られてみてはいかがでしょうか。

このようにポスター作成については、魔法のようなある決められたテクニックがあります。それを守っていくことで、素人でも驚くようなポスターができあがるのです。

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