現代のポスターに大きな影響を与えたロートレック

普段私たちが目にしているようなポスターの原点は、1840年代のフランスにあると言われています。その頃までは、白黒の印刷物がほとんどで、その目的も出版社の新作の予告に使われる程度でした。

そのフランスでポスターが現代のように様々な広告の手段として用いられるようになるのは、産業革命を起こしたイギリスを追って始まるフランスの産業の隆興とリトグラフ技術の発展の時期と重なります。

そうして始まり発展していったフランスの芸術ポスターですが、無数のポスター画家の中でも特に素晴らしいポスターを次々と生みだしたのが、ロートレックです。彼は日本の浮世絵に強い影響を受けたことで知られています。当時のフランスはジャポニズムが席巻していましたが、ロートレックも浮世絵に強く影響を受けました。

彼のポスターの色彩センスや画面の構図は現代でも十分に通用するほど素晴らしく、一目見ただけで誰もが引き寄せられるポスターの美質を完全に兼ね備えています。ロートレックのポスターを勉強する事は、現代のポスター作りの上で必要不可欠と言っても大げさではないでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ご注文サイト  

関連記事

話題をチェック!

  1. 2015/6/9

    初めてポスターを制作する際に気をつけるべき3つの点

  2. 2015/4/5

    新たなサービスの提供が求められる印刷業界

  3. 2015/3/30

    ポスターを長期保存する方法

  4. 2015/7/1

    ポスター制作に欠かせない上手な余白の用い方

  5. 2014/12/19

    効果的な宣伝媒体であるポスター印刷におけるコストカット

ページ上部へ戻る