ポスター作成において意外な効果を生むトリミングの技法

ポスターを作成する際、何かの写真をドーンと載せたい場合があります。その際、オリジナルの写真を好みの大きさに切り取ったりします。この切り取る作業を「トリミング」といいます。実はポスターを作成する上でこのトリミングの仕方が全体の印象を大きく変えることになるということも知っておく必要があるでしょう。

たとえば、スープカップにスープがなみなみと入っていてまさに湯気が立っているような写真があったとします。このスープカップの形を全て、1枚の紙面に載せようとすると、かえってスープカップが小さく見えてしまったり、紙面が窮屈に見えてしまうこともあります。また、ポスターの文字と重なってしまい、文字が読みにくくなってしまうこともあります。

そこで、トリミングの際、あえてスープカップの一部分を切り捨ててしまうという方法があります。こうすることで、スープの大きさがかえって際立つのです。またポスター内の文字も写真と重なることなく、文字が読みやすくなるという効果も同時に得られるのです。スープの器の楕円形を切ることによって、円の強さがやわらいでタイトルが目立ち、スープの色や湯気も生きてくるのです。

また人の手元に注目を集めたい場合、人の顔をあえてカットするという技法もあります。これはなぜかと言いますと、人の顔というのは見ている側の視線をどうしても集めてしまうため、あえて顔の文をカットすることで、手元に視線を集めようというねらいなのです。

このようにポスターの作成においてはトリミングが意外な効果を生むこともあります。

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