写真・イラストの用い方

効果的なポスター制作に欠かせない写真・イラストの用い方

現在は様々な方法で数多くの情報を簡単に入手できる情報社会ですが,逆に情報が溢れすぎて正確に伝わらない可能性も高くなってきています。

このような情報社会の中で,ポスターは必要なメッセージを一瞬にして相手に伝えることが可能な効果性の高いツールと言えます。しかも写真やイラストを利用することにより,最低限の文字数で何を伝えたいのか理解してもらうことができるのです。

つまり,ポスターの利用価値や効果的な使用は,用いる写真やイラスト,そして簡潔な文章のデザインで決定されると言えるのです。その為,人の目を引いて興味を持たせられる文字・写真・イラストの用い方がとても重要になってくると考えられます。

写真・イラストのカラー,また被写体の種類を考える

ポスターに用いる写真やイラストはカラーが主流と考えられますが,あえてモノクロにしてみたり,セピアカラーにして時代感や雰囲気を表現したりすることも可能です。また,写真を用いた方が良いのかイラストを選択した方が良いのか,さらには被写体の種類をどうするのかなどで幅広い選択肢があります。

このような用い方の選択肢は,ビジネスが目的なのかインパクト重視なのかによって変わってくるといえます。ビジネスが目的であれば企業活動に興味を持ってもらうとか,自社の製品をPRして利益の増加に結びつけるとかを考えなくてはなりません。一方インパクト重視なら,まずは興味を引きつける効果を考えて,そこから次につながるきっかけとなる写真やイラストにする必要があります。

最も目に入る部分に効果的な写真やイラストを配置する

より効果的にするために意識することは,人の視線は見る対象により変化するということです。特に見慣れない静的な印刷物となるポスターについては,中央から少しずつ見る範囲が広がることを認識しておくと役立ちます。中央部とその周辺が最初に目に入る部分ということを認識して写真やイラストの用い方を考えると,効果的なポスターデザインになります。

ポスターサイズに合った文字・写真・イラストを選択する

それから大判のポスターならスペースが大きいことから,デザインや表現の選択肢は比較的多くあると考えられます。しかし,小さいサイズのポスターはスペースが限られてしまうので,効果的にするためには大判ポスターよりも工夫が必要になると言えます。

そこで意識しなければならないのは,先に触れた中央部分の価値を最大限に引き出すということです。そのようにすれば,大判ポスターよりも効果が得られる可能性があります。小さいサイズのポスターをデザインする時には,限られたスペースで活かせる文字・写真・イラストの用い方を心がける必要があるのです。

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